西本郷工場

「21世紀の東亜薬品」の拠点とし、先端技術・設備を結集し、GMP基準に準拠した最新鋭の生産工場です。

西本郷工場 製剤棟のご紹介

第1製剤棟 (DPI製剤棟)

国内初となるDPI*製剤の専用工場です。
DPI製剤は、特殊な技術で微粉化した粉末薬物を、吸入することにより肺や鼻腔粘膜から吸収し、局所または全身に薬物を送達するための製剤です。
現在は呼吸器疾患用が中心ですが、経口投薬では胃で分解されてしまう薬物、また水に溶けにくいため注射薬になりにくい薬物、さらに従来の投与方法では吸収率の低い薬物などへの応用と活用が期待されています。
*DPI/Dry Powder Inhaler:吸入粉末の略

ステロイド製剤に対応

ステロイド製剤と一般製剤は製造室の空調をそれぞれ独立化するとともに、気流制御によって交差汚染を防いでいます。
なかでもステロイド製剤の秤量や混合はセーフティーブース内で行い、製造室の排気はHEPAフィルターにより捕集し、排水も専用地下タンクに集めて回収するなど薬剤の封じ込めを徹底しています。

第2製剤棟(固形製剤棟)

固形製剤(錠剤、顆粒剤、カプセル剤)の工場で、次代の生産体制の中核となります。
主に医療用医薬品の大量生産に対応しています。

信頼性・安全性の追求

  • ハードとソフト両面からGMP遵守を徹底します。
  • 異物混入、クロスコンタミ(交差汚染)防止のため、造粒機~混合機~打錠機~コーティング機など、工程間の製剤の移動は統一コンテナを用いて密閉移動します。コンテナは昇降装置や自動洗浄機を併用して、作業の効率を高めました。
  • パレットはゾーン別に独立させ、ゾーン区分を強化して異物混入防止や防虫管理も徹底しています。
  • MES(製造管理システム)およびBCR(バーコードリーダー)の採用によって、人為的ミスを防いでいます。
  • 作業室の温湿度、倉庫の温度管理を徹底しています。

機能性・経済性の向上

  • 原材料の入荷から保管、生産に至るまで、物と人がスムーズに流れるレイアウト設計がされています。
  • 最新の24時間生産可能な製剤設備、錠剤検査機、錠剤印刷機、カプセル充填機、PTP充填包装一貫ラインなどを備え、高品質・高合理化を図った一貫生産を行います。
  • 包装ラインでは、最大で毎分6,000錠のPTP充填能力を誇る最新鋭機を導入しています。
  • PTP充填前・充填後の全数カメラ検査、PTPシートのマーク合わせ装置やレーザー捺印、アルミピローの乾燥剤供給、個装ケースへのGS1変動情報捺印など、さまざまなに要求に対応しています。

将来への拡張性

  • 将来の拡張に備えて隣接地に工場用地を確保しており、今後更なる生産工場の拡張が可能です。

試験管理棟

生産拡大に伴って増える品質管理業務を一か所に集約し、高薬理試験室、理化学試験、微生物試験室などを配置しました。
西本郷工場で生産している吸入粉末剤の試験も実施しています。

工場のご紹介

富山工場

富山工場では、内服固形剤(錠剤、顆粒剤、散剤)、内服液剤(シロップ剤)、外用液剤などの製剤に対応しています。
医療用医薬品、一般用医薬品(OTC)、配置家庭薬と幅広く生産しています。

西本郷工場

DPI製剤専用工場と固形剤製剤の新鋭工場を有する、最新鋭の生産工場です。
医療用医薬品と一般用医薬品の大量生産に対応します。