生産体制について

当社は富山市東部の富山工場および同市西部に位置する西本郷工場を生産拠点とし、さまざまな剤形の製造設備を備えています。
多品種への対応はもちろん、少量から大量まで幅広い生産ニーズにお応えできる生産能力を整えています。
また、薬都・富山の歴史を背景に発展した製薬関連産業に恵まれた環境、いわば富山ならではの“地の利”も生かした生産体制でお応えします。

東亜薬品の生産体制の特徴

受託生産

大手企業からの受託生産にも対応。固形製剤、液剤など、多種多様な製剤工程の工業化検討、スケールアップ、分析法の検討、加速安定性試験の実施等についても自社の技術部門で対応しています。豊富な経験を生かした各種技術検討、バリデーションなど高い技術力に定評があります。

試験

原材料の受け入れから製品出荷に至るまで、理化学試験や微生物試験等各種試験を実施、高度な品質管理を行っています。
また、使用期限までの品質を保証するための安定性試験や水や環境等の製造支援システムに関する測定も実施しています。
さらに、富山工場においては、他社の外部試験施設として、各種試験の受託も行っています。

GMP体制

医薬品及び医薬部外品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令(GMP省令)、さらには国際的に通用する品質を保証するために、PIC/S GMPを遵守し、適切な製造管理及び品質管理を実施しています。
また、医薬品品質システムを確立し、教育訓練を重視し、経営者から作業員まで一貫して高度な品質と信頼性確保を目指しています。
製造販売業者による製造前や定期のGMP監査を受け入れ、お客様に満足していただいています。またさらなるレベル向上のため、真摯に改善を行っています。

製品生産時に心がける5項目 ESQDC

東亜薬品は、多種多様な製品を優れた製造技術・技能と適確なGMP対応、高い品質の医薬品を患者様に遅滞なく届けることを使命として、ESQDCと呼ばれる5項目の取り組みを行っています。
ESQDCとは、環境(Environment)、安全衛生(Safety)、品質(Quality)、納期(Delivery)、コスト(Cost)の頭文字をとった造語です。

  1. 環境(Environment)

    地球環境に配慮し、エネルギーの削減、廃棄物の削減を通して自然保護活動に取り組んでいます。全社員一体となり環境保全を意識した生産活動を推進し、地域社会との共生を目指します。

  2. 安全衛生(Safety)

    生産活動における作業者への安全の確保、衛生環境の維持・向上に努め、安全、衛生的で働きやすい、活気ある職場作りを目指しています。

  3. 品質(Quality)

    医薬品に求められる有効性、安全性、そして高い品質を維持するため、原材料の受け入れから製品出荷に至るまで、一貫した管理体制のもと生産を行っています。
    「東亜薬品は、誠実と品質本位を旨とし、一歩一歩信頼を培っていきます。」の企業理念のもとに、品質方針を掲げています。

  4. 納期(Delivery)

    お客様からのご要望にお応えすべく、高効率の生産機器の導入、長期計画を基に生産計画を立案し、タイムリーな製品供給を実現しています。

  5. コスト(Cost)

    品質の良い製品を製造することを絶対条件として、さらにコスト削減にも力を入れています。
    東亜薬品では生産ボリューム、製造工程の効率化、包装仕様の検討を行うことにより生産の最適化を図り、顧客満足度の向上を目指しています。

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